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『パンダくんのゆめ』

パンダくんの夢の中へ入り、雲で思いきり遊ぶ。数える、探す、動く、話すを一緒に楽しみながら、現実の空へも想像が続いていく参加型の絵本です。

公式読み聞かせ動画

『パンダくんのゆめ』公式読み聞かせ動画

パンダくんと一緒に雲の世界へ。掛け声や動きを交えながら、公式YouTubeの読み聞かせをこのページで楽しめます。

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『パンダくんのゆめ』の表紙

オリジナル絵本

『パンダくんのゆめ』を読んでみる

雲をベッドにしたらどんな感じ? あの雲は何に見える? 夢の中の遊びを楽しんだあと、日常の空や自分の暮らしにも想像をつなげられる一冊です。

保育士のがおはなしを考え、イラストレーターのが絵を描いています。

この絵本に込めた思い

雲の向こうへ。絵本で集めた想像のヒントを、日常へ。

『パンダくんのゆめ』は、パンダくんの夢の中へ入り込み、空に浮かぶ雲で思いきり遊んでいく物語です。見るだけでなく、数を数えたり、声を掛け合ったり、隠れているパンダくんを探したりしながら、一緒に参加して楽しめる絵本にしました。

雲は、日常の中に自然とあるのに、見方ひとつでどこまでも想像が広がる存在です。「あの雲、わたあめみたい」「私は恐竜に見える」「雲のベッドはふわふわかな」「雲の上を歩いてみたい」。同じ雲を見ても、浮かぶものは一人ひとり違います。

この絵本で大切にしたのは、想像することを教え込むことではなく、想像するための小さなヒントをたくさん置いておくことです。絵本の中で出会った雲のベッドや遊びをきっかけに、現実の空や自分のベッドを見たときにも「パンダくんはどうだったかな?」と想像が続いていけばうれしいです。

絵本のねらい

『パンダくんのゆめ』から広がってほしいこと

まずはパンダくんと一緒に夢の世界を楽しむこと。その時間の中から、ことば、動き、発見、会話、そして日常の想像へ、それぞれの楽しみが自然に広がっていくことを願っています。

絵本の世界を存分に楽しむ

いちばん大切なのは、パンダくんの夢の世界そのものを楽しむことです。雲の上で遊ぶという、現実ではなかなかできない体験を、絵本の中で自由に味わってもらえたらと思っています。

「楽しい」から「やってみたい」へ、「なんでだろう」へ。まず夢中になる時間があることで、その人なりの興味や次の遊びにつながっていけばうれしいです。

身近なフレーズを一緒に楽しむ

「1、2、3……10」と数を数える場面や、「もういいかい?」「もういいよ!」という掛け合いなど、日常の遊びで耳にすることばを物語に取り入れています。

同じことばを声に出したり、聞き慣れたフレーズに反応したりするだけでも、絵本への参加になります。ことばを話す・話さないにかかわらず、音やリズムから一緒に楽しめる場面を大切にしています。

「やってみたい」「できた!」に出会う

「わたあめみたいな雲を見つけたい」「雲のおひげをつけてみたい」「隠れているパンダくんを見つけた!」。物語の中には、小さな挑戦や発見につながるきっかけを散りばめています。

何かを正しくできることが目的ではありません。自分から「やってみたい」と思ったり、見つけたことを「できた!」と喜んだりする時間そのものを楽しんでもらえたらと思っています。

誰かとのやりとりを楽しむ

『パンダくんのゆめ』は、一人で読むだけでなく、声や動きを交わしながら楽しめるようにつくっています。「3、2、1でジャンプするよ!」「隠れているパンダくんはどこかな?」と声を掛けるだけで、自然にやりとりが生まれます。

保育者と子ども、家族、友だちなど、読む人どうしが一緒に驚いたり見つけたりする時間も、この絵本の一部です。

絵本に散りばめた工夫

想像力を「育てる」より、想像するヒントをたくさん置く。

この絵本は、ページの中でずっと「想像してみよう」と問い続ける作品ではありません。むしろ、雲のベッド、雲のおひげ、空での遊びなど、あとから思い出せる材料を物語の中に置いています。

たとえばパンダくんが雲をベッドにして眠る場面。現実で自分のベッドに入ったとき、「ぼくのベッドはふかふかだけど、パンダくんの雲のベッドはもっと気持ちいいのかな?」と考えることができます。絵本の中で集めたヒントが、日常の想像へつながることを大切にしています。

空を見上げたときに「あの雲、何に見える?」と話したり、「雲で何をしてみたい?」と考えたり。絵本を閉じたあとにも、現実の景色が少し違って見えたらうれしいです。

参加型の楽しみ方

数える、探す、跳ぶ。読む人も夢の中へ。

物語の中には、ただ展開を追うだけでなく、読む人が実際に参加できる場面を入れています。数を一緒に数える、掛け声を返す、隠れているパンダくんを探す、合図に合わせて身体を動かす。どれも、絵本と読む人の間にやりとりを生むための仕掛けです。

同じ場面でも、その日の気分や一緒に読む相手によって反応は変わります。何度読んでも同じ楽しみ方に固定せず、そのとき生まれたやりとりを大切にしてもらえたらと思っています。

読み方アレンジ

「3・2・1!」の先を、自由に変えてみる。

絵本では「3・2・1! ジャンプ!」という場面がありますが、最後の動きは読む場所やそのときの状況に合わせて自由に変えられます。

たとえば「3・2・1! ぎゅーっ」で目を閉じる。「3・2・1! タッチ!」でハイタッチする。「3・2・1! ピース!」で指を動かす。「3・2・1! ポーズ!」で好きなポーズをつくる。

眠る前なら、ベッドの上で目を閉じて、そのまま空の旅へ。ピースの練習中なら、遊びの中で楽しくやってみる。絵本の文章を絶対の形にせず、その時間に合った遊びへ変えて楽しんでください。

まるぽぽの絵本づくり

子どもたちの気持ちに寄り添う物語

たんぽぽのわたげのようなふわふわとした姿で、どの感情も「まるだよ」と肯定し、寄り添う存在に。保育士とイラストレーターの2人で大切に作り上げています。

まるぽぽと、つくる2人について